お前ってホントにミーハーだよな。
すぐ流行に乗っかって、自分の軸無いのか。
ミーハーなヤツってうざいよな。Etc…
「ミーハー」だというコトバはどちらかというと、ネガティブな方向で使われる。
僕も親しくなった人からたまに「ミーハーだね」なんて言われる。
しかし、昨今このミーハーであることの価値はますます高まりつつあるのではないか。
僕はひそかにそう考えている。
なぜならミーハーとは、センスそのものだと感じるからだ。
今回はミーハーだと言われてちょっと心外だと思ったあなたがこれからの時代、ミーハーにならなければいけない理由をツラツラ綴っていこうと思う。
〇この記事はこんなあなたにオススメ
・ミーハーと言われて落ち込んでいる人
・自分の軸がなく、すぐ人の意見に乗っかってしまう人
・すぐに流行に乗ってしまって、人から小バカにされる人
・ミーハーの価値を知りたい人
・ミーハーを武器にしたい人
〇ミーハーには価値がある逆説的理由
目次
序章 ミーハーの語源
そもそもミーハーの語源や意味とは何だろうか。
気になった僕はとりあえずググって調べてみた。
ミーハーとは、それまで興味がなかったにもかかわらず、世の中の流行や話題となったスポーツ選手などの動静に、にわかに熱中する者に対しての呼称である。
(※ウィキペディアより抜粋)
なるほど、ミーハーとは近年ラグビーワールド杯でにわかファンと騒がれた人たちのことではないか。
コロコロと流行に乗っかって、スイスイ変化していく人であると僕は捉えた。
しかも、昭和初期に生まれた俗語だということだ。
そして諸説あるが、みいちゃん・はあちゃんの略で、当時の女性の名前は「みよ」だとか「はな」などが多かったそうだ。
「み」と「は」で始まることが多く、流行の名前に乗っかってミーハーみたいな俗語が生まれたのだろう。
今となっては死語だという人もいるが、検索キーワードを調べるといまだに結構なボリュームで調べられているからこの言葉を使用している人は多そうだ。
それじゃあ、なぜこのミーハーと言われる類の人たちの性質が人間的に武器だと考えるのかを次項から考察していきたいと思う。
其の一 素直に人の意見が聞ける
まず、ミーハーな人というのはアップテンポでテンションが軽めの人が多いイメージがある。(僕の偏見か、、、)
なんでもノリ良く人の意見に同調するため自分の軸がないと思われがちだが、その分人の意見を素直に聞くことが出来る人が多いのではないか。
だから、人の意見にすぐ乗っかるワケだし、さらに流行の服や食べ物、アウトレットやおすすめのスポットを友達から聞いていいなと思ったら即行動する行動力も備わっている。
これはミーハーの利点として押さえておくべきポイントだ。
其の二 柔軟な思考力を持っている
人は案外大人になると頭でっかちで新しい価値観を受け入れがたくなると言われる。
それは年をとればとるほどにだ。
しかし、ミーハーな人間は年を重ねても流行に敏感でとにかく新しい物好きだ。
ミーハーにも様々な種族がいると思うが、共通して言えることは「自分が良いと思ったらスグ取り入れる」だ。
あたまでごちゃごちゃ考えてしまったりする人だと行動が伴いづらくなる。
反対に、ミーハーは行動が先に来るのだ。
これには、柔軟な思考がないとできないことではないだろうか。
其の三 流行に敏感なセンスに鋭い
ミーハーはセンスの塊といっても過言ではない。
感覚的な能力に優れていないと時代の流行を素早くキャッチすることはできない。
典型的なミーハーは渋谷109通いのギャルだと認識している。
(多分ね、、、)
彼女らは流行に敏感だから、瞬く間に時代の最先端のファッションをこまめに取り入れている。
これはほんの一例なのだが、とにかくセンスに鋭く自分の興味分野のものをその都度取り入れる行動にその性質が顕著に表れている。
其の四 繊細なので人に優しい
ミーハーな人は優しい。
それは自分が敏感人間だから、人の痛みが分かるのだ。
僕もどちらかというとミーハーだと言われる。
気分屋の面もあるが、とにかく繊細なので人の顔色が気になる。
ミーハーは人の気持ちの微妙なニュアンスの違いも敏感に察知できるので、先回りして優しさを提供することが出来ると認識している。
人の意見を曲げようとしないし、そこに乗っかって同調することも容易にできる。
弱っている人に寄り添うことが出来るのも、ミーハーの良き特徴の一つではないか。
其の五 スキルを養えば、鬼に金棒
ミーハーが自分の仕事、ビジネスをする場合どちらかというと、センスや感覚で仕事をすることが多いように感じる。
もちろん、経験を積むには経験者のスキル、技術を盗んで仕事をしないといけない局面なんていくらでもある。
しかし、感覚的なものにたいする才能があるからどちらかというと直感的な仕事に向いていることが多いと考えている。
だから、そういった才能、センスの上にその仕事を遂行していくうえで必須のスキルと経験を虚心坦懐につけていったら鬼に金棒なのがミーハーの特徴だと感じる。
まとめ ミーハーが世界を創っている
ミーハーはクリエーターだ。
以上のように、ミーハーはネガティブな側面ではなくポジティブな側面に目を通してみるとこれからの時代、必ず武器になると思わないか。
これからは良いと思ったサービスや仕事、遊びに関してすぐに乗っかって楽しめる人が人生を謳歌していくと予期されている。
いよいよ、ミーハーの時代が到来したといっても過言ではない。
トミーリー・ジョーンズが出演している缶コーヒー、ジョージアのCMのキャッチコピーで、
世界は誰かの仕事でできている。
というものがある。
秀逸なキャッチコピーだと感心したワケだが、これをもじって表現し直すと、
世界は、どこかのミーハーに創られている。
と考えることができる。
クリエーターやアーティストというのは、究極のミーハーだと思う。
良いと思ったことや、湧いてきたインスピレーションをそのまま流すことなく、カタチとして世界に提出しているのだ。
大概の人は、アイデアがあってもすぐに行動を起こさないし、俺には、私にはできない、とあきらめる思考が先行する。
しかし、ミーハーはその逆なのだ。
良いアイデア、ひらめきを即行動に起こす行動力と遊び感覚を持っている。
あとは、成り行きを見守る心の余裕ができれば鬼に金棒だ。(鬼に金棒、また使ったし)
あなたのミーハー的長所を存分に生かし切って、その武器をフル活用し、どんどん人生における物事を楽しんでいってほしいと思う。
納得したら、即行動。
ごーせん