僕はこの記事を書いている現在は、会社員で
新卒時から考えると転職を4回も繰り返したことの
ある転職組である。
転職するごとに年収は一度も落ちることなく右肩上がりに
なったんだが、今働いている職場の数年前の直属の上司の
オカゲで鬱になりかけたことがあるので、その話をしようと思う。
〇この記事はこんなあなたにオススメ
・部下や後輩にすぐ嫌われてしまう上司の立場の人
・これからマネジメントを少なからず学びたい人
・部下や後輩ができて、どう接したらよいのか分からない人
・とにかく人を動かし、育てることを学びたい人
目次
〇上司が部下に嫌われる行動
これは、部下が「ゆとり世代」であり、上司がバブル世代を
謳歌していればほとんどの場合当てはまるといっても良いだろう。
なぜならば、年齢でいうと15歳~25歳くらいの差がついている
上下関係というのは価値観が全くかみ合わず、話のすれ違いが
起こることがだいたいだからだ。
まさにジェネレーションギャップ。
僕が転職先で行き着いた今の職場であっても
やはり上記に挙げた人が上司になり大苦戦を強いられた。
もちろん、上記であげた3つの項目以外にも嫌われる理由は
あるが「ゆとり世代」や「さとり世代」、Z世代と言われる
人間のほぼすべてに当てはまるであろうと考えられる項目は
この3つにギュッと凝縮されるに違いない。
では1個1個見ていくことにしよう。
其の一 部下を感情的に怒鳴る
僕が転職して最初についた上司は、
とにかく気分屋で癇癪持ちの人間であった。
転職先は機械設計とプラントエンジニアリング、
現場のプロジェクトエンジニアの業務を遂行する
技術本部に配属された。
業務は多忙で、やることは多岐に渡るがいわゆる
「やりがい」とやらはかなりあって仕事を1人で
まとめられるようになると格別の喜びがある。
この会社では入社1週間足らずで現場に配属された。
配属先は地方の現場で、設備関係のプロジェクトを遂行する
業務を遂行する上司のサポートを担ったワケだ。
ここで問題の上司が存在する。
初対面の印象はなんだか穏やかでニコニコしていて
好印象であった。
「君が〇〇君って言うの?よろしくね~」
と好意を持って受け入れられたように思う。
が、問題はそんなに甘いものではなかった。
現場に配属されてから1週間が経つと、
その現場の仕事が多忙だったこともありその上司が
急に態度を変えたのだ。
「早く資材持って来いよ!おせーよ!」
「お前、バ〇か! さっき言っただろう!」
「クソ〇〇!早くやれよ。」
与えられた業務をやるごとに馬鹿にされ、
感情的に罵られてかなり僕の感情は沈んだ。
人はバカにされたり、感情的に傷つくことを
言われるとへこみつづけるという習性を持つ。
なかには、強靭なメンタルの持ち主で、
バカにされても「根性論」でめげずについていける
若者もいると思う。
しかし、大半がそうではない。
僕もご多分に漏れず、後者だ。
時間が経って、別の先輩から聞かされたことだが
その上司は当時は僕への教育で感情的に
罵るのが教育だと勘違いしていたらしい。
とんだ災難に遭ったものだ。
感情的に怒鳴るオジサンに好印象を抱く
若手は皆無に等しいだろう。
特に20代から30代前半の若手にはね。
これは肝に銘じておいたほうが良い。
其の二 指示がめちゃくちゃ曖昧
これも本当に困るよね。
上からしてみれば、悟って動けという
ことなんだろうがあなたの気持ちを
ワザワザ汲み取れる能力を持ち得ていない。
「これやっといて~」の「これ」が兎に角わからない。
分からないから「それって何ですか?」と
質問すると
「だから、〇〇だろーが!」と怒鳴る始末。
気分屋もいいところだ。
部下に指示を出すときは、特に新人の場合
相手が赤ちゃんだと思って接した方が良い。
まだ何もしらない赤ちゃんをあやすように教えてあげる。
言い過ぎかもしれないがこれくらいで丁度よい。
部下側からすると、今上司の仕事の全体像が
どうなっているのかが見えていない状態であることが
大半だと思う。
だから、まずは全体像を示してあげる。
今はこういうプロジェクトをこういう流れで遂行している。
で、君にはここの流れの部分のここを任せるからやっといてほしい。
わからないことがあったら聞いてくれ。
こんな感じでざっくりとでも良いから説明してくれると
なんとなーく分かる。
この「なんとなーく」も教えてくれない人が多い。
とりあえず、やっといて~みたいな。
とりあえずって何やねん、と関西人じゃないのに関西弁が漏れる。
もちろん、忙しくて時間がないのも分かる。
しかし、部下は育てば最強の助っ人になるし、
会社にとってのかけがえのない財産になる。
時間がない中でも、時間を割く勇気を持とう。
其の三 人前で馬鹿にしたり、失敗をあげつらう
20代、30代前半の若者を人前で馬鹿にしたり、
失敗をあげつらうなんてマジで言語道断だ。
それをやった日には、若手の周りで永久追放確定レベルだ。
若手に失敗はつきものだ。
それを叱るのが間違いじゃないし、それも仕事の一つで
やってしまった失敗はしょうがいない。
その部下が反省して、次に活かすことができればマイナスが
プラスとなって返ってくるものだ。
しかしそれを、多くの社員が出席する全体会議の場などで
あげつらう人が中にいたりする。
僕もそれをやられたことがある。
もう、めちゃくちゃキツイよね。
失敗して、落ち込んで、反省して、次に活かそうと
しているのにそれを馬鹿にされ、人前で公表される。
これは傷つくね。。。
笑い話にできればよいが、すべてが笑い話にならないこともある。
特に繊細な部下に対しては、より繊細に扱わなければいけない案件だ。
部下の失敗で、あなたの職位の沽券(こけん)にかかわることで
あったとしても、グッとこらえて部下を許してあげよう。
上司という立場を一つ定義するとこうなるのではないか。
上司というのは、つまり許してあげる立場のことを言うのだ
おまけ あなたが嫌われるのは、あなたも上司を嫌ってきたから
世の中に因果応報とういのは存在する。
あなたがしてきたことをあなたは周りからされる。
つまり、部下から嫌われるということは、
あなたが過去に上司を忌み嫌ってきたことがあるからだ。
いつしか上司の立場に立ち、あなたが上司にしてきた、
思ってきたことを部下からもされているに過ぎない。
そこで学べばよい。
斎藤一人さんの言葉を借りれば、
困った問題が起こった時、それは困っているじゃない。
困った問題とは、本質的に困ってるんじゃない。
ただ、学んでいるだ。
ということだ。
ここで上司の立場に立ってみる。
オジサンだってオジサンなりに
悩んでいるのだ。
あなただってあなたなりになやんでいるはずだ。
マネジメントでうまく部下との関係が上手くいかないとか。
飲み会に誘っていいものかどうかとか。
僕の話題に話しを戻すと、現場できつい思いをした当時の
上司とは今でもまあまあ色々とあるが、それなりに
過ごしている。
僕のメンタルが成長したのか、上司のマネジメント力が
上がったのか。
どっちもあると思う。
そして、人は良くも悪くも慣れるものだ。
悪い関係がずっと続くわけじゃない。
耐えるかわりに周りに相談してみよう。
愚痴るかわりに、それを成長のガソリンにしてみよう。
傷ついた経験はすべてネタになる。
僕だってこのように記事のネタにしてるじゃないか。
すべては笑いのタネ、成長のタネに変えることができる。
それでもしんどい時は、辞めることもアリだよ。
つらいときは、スキップ。
ごーせん