あなたが決断すると邪魔が入るのはなぜかを心理学的に考察してみる


己啓発書なんかによく「人生を変えたいならば、揺るぎない決断をしよう」と書かれている。

 

それにならって、よし決断しよう!といざ決断したはよし。

 

しかし、決断した後に限ってなぜかその決断の方向を突っ走るための行動を邪魔する何かが立ちはだかってくることがある。

 

人から遊びのお誘いの連絡が入ったり、いつもは来ないような仕事が舞い込んできたり。

 

時として、家族からの阻害もあったりして。

 

なんでこんなことになるんだ?と感じたことがあるかもしれない。

 

この「決断したら邪魔が入る」現象を徹底的に掘り下げて検証したい。

 

そして、そんな邪魔が入ってもそれを乗り越えてあなたの決断を成功に導くためのプロセスを考察したいと思う。

 

〇この記事はこんなあなたにオススメ

・決断したら、いつも邪魔が入りウンザリしている人

・決断した後の試練の乗り越え方を知りたい人

・決断したのにいつもあきらめてしまう人

 

〇決断したら邪魔が入る心理的理由

決断後の「邪魔」はあなたを試す抜き打ちテスト

目的までのプロセスへの障害物が明確になっている

障害物レースのゲームであると考える

決断したら、その「過程」を楽しむ

それでも邪魔が入る場合は環境を疑う

 

何かを思い立って決断した後に邪魔が入る。

 

そんなことを経験した人は多いだろう。

 

それでは、決断したらなぜ邪魔が入るのか。

 

その心理的構造を一つずつ掘り下げていこう。

 

決断後の「邪魔」はあなたを試す抜き打ちテスト

決断した後に入る邪魔というのは、

 

あなたの決断を試すための抜き打ちテスト

 

であることを認識しておこう。

 

いざ仕事で決断をしたり、新しいことに挑戦したりすることがある。

 

そんな時に限って、誰かから何かを依頼されたり、何か突然の予定が入ったりする。

 

家族からの邪魔というのは、邪魔だと思いたくないが決断後はどうしても「邪魔」だと捉えてしまい非常に心苦しい。

 

しかし、それは決断後の目的達成のための心理テストであり、実力テストである。

 

そして、抜き打ち的に訪れるから抜き打ちテストであるともいえる。

 

あなたが揺るぎない決断をしたのであれば、どんな状況に陥ってもそれを乗り越えてその先に行こうという強い意志が働くはずだ。

 

ぜひ、抜き打ちテストを突破していこう。

 

目的までのプロセスへの障害物が明確になっている

何か目標や目的に向かって決断するということはどういうことか。

 

それは、頭の中でそこに向かうためのプロセスをイメージすることだ。

 

目標を達成するためにはどんなことが必要だろうか。

 

どれだけ時間を要するのか、何を準備しないといけないのか。

 

誰に相談し、どんな行動をしないといけないのか。

 

それを具体化し紙に書いたりする。

 

つまり、決断後に具体的にプロセスをイメージして計画に落とし込めば落とし込むほど、それ以外の出来事というのは「邪魔」だと脳が捉えるのではないだろうか。

 

逆説的に、邪魔だと強く感じれば感じるほどあなたの決断後のゴールイメージが明確であるということだ。

 

サッカーで例えると、超一流のサッカー選手なんかは自分がボールを持った時のゴールイメージがすでに出来上がっているという。

 

自分がボールを運び、シュートしてゴールするまでの具体的な道筋だ。

 

つまり、それが具体的であればあるほどその他の相手選手は邪魔になる。

 

当然と言えば、当然だ。

 

あなたの決断の大きさに比例して、邪魔の大きさも大きくなるということだ。

 

それをどうするかが問題だ。

 

障害物レースのゲームであると考える

決断後に邪魔されるとどうしてもウンザリするし、やる気をそがれる。

 

「せっかく、やろうと思ったのにまた邪魔かよ。。」


とあきらめてしまいたくなる。

 

そんな時は、昔あなたが小学生の頃に運動会で行った障害物レースを考えよう。

 

目の前に立ちはだかるあらゆる障害物を競争しながらクリアし誰が先にゴールするか。

 

子供も父兄もみんなで盛り上がったあのレースだ。

 

非常にドキドキワクワク、アドレナリンもドバドバ出る。

 

決断後の「邪魔」がくるという現象を障害物レースと捉えると非常にエキサイティングだと思わないか。

 

これはゲームであり、どう乗り越えるかを楽しみながら行動するのだ。

 

この心構えがあるだけで、「邪魔」の捉え方が格段にポジティブになり、やる気をそがれにくくなるだろう。

 

決断したら、その「過程」を楽しむ

決断後の「邪魔」は障害物レースであると伝えたが、とにかく楽しむことだ。

 

人生なんて思い通りにいかないことが多いのは自明なワケだし、全てが思い通りにいく人生なんて退屈極まりない。

 

適度に邪魔が入ったほうがレースとしては面白いのだ。

 

大きな壁が立ちはだかった時、「キタキタ!」と心躍らせてみよう。

 

その壁がラスボスであればあるほど、乗り越えたときは爽快だ。

 

ミスターチルドレンの曲「終わりなき旅」の歌詞に次のフレーズがある。

 

高ければ高い壁のほうが

登った時 気持ちいいもんな

まだ限界だなんて認めちゃいないさ

 

あなたの限界はまだずっとずっと先にあるはずだ。

 

まだいける。

 

それでも邪魔が入る場合は環境を疑う

決断後の「邪魔」が入るプロセスを心理学的に考察し、どういう心構えで挑んでいこうか考察してきた。

 

それでも嫌というほど邪魔が入る場合は、あなたの環境を見直してみよう。

 

特にあなたの周りに、あなたの目標や夢を阻害するサイレントキラーと言われる人物がいないかどうかだ。

 

揚げ足を取る人間の言動ほどやる気をそがれることはない。

 

何とかしてその人物とは距離を置き、出来るだけ関わらないことだ。

 

そして、決断後に「邪魔」が入ることをすでに認識できたあなたはそれを把握する前より、はるかにそれを乗り越えやすくなっているはずだ。

 

その心構え行動力で「邪魔」を突破していこう。

 

その決断を、未来のあなたが待ってるよ。

 

納得したら、即行動。

 

ごーせん

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