ドストエフスキーの「罪と罰」を読まずに、内容を妄想だけで語ってみる

 

は悩み多き天才だ。

 

逆だ。

 

天才だから悩みが多い。

 

僕は心にわだかまりが溜まりやすいからそれを解消するために

本をいつもすぐそばに置いている。

 

外出すれば、カバンの中にいれているし、スキマ時間にすぐ読書。

 

無類の読書好きだ。

 

ビジネス書から、小説から、絵本から児童書。

 

あらゆる本という本が大好きだ。

 

とはいいつつも、めちゃくちゃ有名な作品類に手を出していなかったりもする。

 

その中の一つが冒頭にもある通り、ドストエフスキーの「罪と罰」だ。

 

もう、これは有名すぎてインテリ層の間では読了が前提で話が進んでいく。

 

僕もちょっとは話を聞きかじったり、昔ちょっとマンガなんかで読んだりして

ウッスラ内容を覚えているがあえてうろ覚えのまま内容を回想してみよう

というのが今回の企画だ。

 

読んだことがあるあなたも、読んだことがないあなたも是非一緒に

妄想散歩に付き合っていただきたい。

 

 

〇この記事はこんなあなたにオススメ

・「罪と罰」を読んだことがなくて一緒に妄想したい人

・「罪と罰」を読んだことがあっても一緒に妄想したい人

・ごーせんの妄想により「罪と罰」を読んだことにしたい人

・自分自身の内面に「罪と罰」の自覚がある人

 

 

読もう、読もうと思っていてもこういうちょっと難解でとっつきにくそうな

大傑作の本は挫折するのが嫌だからめちゃめちゃ警戒したりする。

 

挫折したら、次に挑戦するまでにかなりのタイムラグを要するのが嫌なもので。

 

今までも挑戦して挫折した大傑作集はあったワケですが、今回は

自分の妄想だけで物語を始めて、終わりまでもっていこうと思います。

 

登場人物で覚えているのはラスコーリニコフ(以下、ラスコーだけですね。はい。

 

あとは確か、娼婦の女性が出てきました。

 

あとはラスコーに殺されちゃう老婆。

 

それくらいしか覚えていないので、妄想で登場人物増やします。

 

〇登場人物

・自分独自の哲学を持つ、、、ラスコーリニコフ

・娼婦の女性、うーん、、、ナタリーにしておきます

・めっちゃ性格悪くて口が臭い老婆、、、バリヤーノかな

・めっちゃ良い人、イワン君ですね

・イワン君が飼っている猟犬、マルシコワだね

・ラスコーリニコフに嫉妬する優柔不断な男、マルツィン

・ラスコーリニコフの幼馴染の女性、ペトローネ

 

あまり増やしすぎるとパンクするのでこれだけにしておきましょう。

 

ラスコーはとにかくプライドが高くて向上心が強くて、自分が好きで、

自分が一番だと思っているナルシストでスタンドプレーが目立つ男だ。

 

彼は賢いは賢いが他人の意見を聞かず、自分が実際、

荒んで混迷を極める世界を平和に出来ると確信している。

 

そう、イッチャッテル勘違い野郎だ。

 

その為に、読書や思想に耽り、自分独自の哲学を確立しようとしていた。

 

そんなラスコーの幼馴染のペトローネはいつも彼を心配していた。

 

ペトローネはとても真面目でお節介な女性で、人に何かをしてあげたい衝動が

激しい女性だった。

 

そんのワケでいつも彼を人一倍心配していた。

 

彼がいつも周りの人間を寄せ付けず、冷めた目で世間や人を見ていたからだ。

 

しかし、実際にラスコーは風貌も男前でシュッとしていてキムタクに似ているところがある。(なぜかキムタク登場)

 

難癖をつけるヤカラには「ちょ、待てよ!」とキムタクばりに張り合っていた。

 

そんな風貌も含めてやはり、ペトローネはラスコーのことが好きだった。

 

ラスコーはいつも思っていた。

 

なぜ、世界から争いや貧困、疾病が無くならないのかと。

 

世界が恒久的な平和を獲得するためには何が必要か。

 

それには、選び抜かれた人間以外を抹殺するしかないんじゃないか。

(はい、思考がグーっと何段も飛躍しました)

 

選び抜かれた人間以外は不必要なもの。

 

つまり、この地球にとってはゴミと同じである。

 

だからごみを排除すれば賢い人間だけが残り、賢い人間同士で考察した

するどい知恵により世界の平和は間もなく訪れるであろうと。

 

そして、彼は彼なりに考えたこの仮説を実証するために1人の老婆を

殺すことをもくろみ始めた。

 

その老婆というのはいつもお風呂に入らず、歯も磨かず口のくさい

バリヤーノのことだった。

 

挙句の果てには、バリヤーノはお金の貸付をして多くの金利を貪り取っていたのだ。

 

「へーい、らっしゃい!らっしゃい!こちらのお金は金利が安いよ!」

と青空市場のごとく人を引き付けては金利を高くつけ返却を促していた。

 

今日もバリヤーノを見ていると、やはりこの老女は地球上に不必要な存在。

 

よし、いっそこの老女を崇高で完璧な理念のもと地球から消し去ろう。

 

そして、彼は彼女に手をかけるのであった。

 

彼は何食わぬ顔で彼女に近づき、そして、、、、

 

エイヤ!

 

アレ~。。

 

こうして、ラスコーはバリヤーノを殺めてしまった。

 

そんな彼は、娼婦ナタリーにゾッコンだった。

 

彼女の包容力、彼女の癒しのセンス、彼女のふくよかな体。

 

娼婦はこの世界で職位の低いものだという共通認識がある。

 

しかし、彼女は多くの人間、とりわけ男たちの慰めになっているではないか。

 

ラスコーの中での職位によると、娼婦は圧倒的に上位であると考えていた。

 

そんなある日、しっかり者のイワン君がラスコーを訪ねてきた。

(ちなみにイワン君はラスコーと幼馴染である)

 

イワン君

「なあ、ラスコー君、最近ここらへんでバリヤーノを見ないよね。

 

 僕は彼女にいつも言ってやっているんだ。あんまり高い利息でお金を

 

 貸すのは良くないことだよ。いつの時代もお金に困っているのは、

 

 お金が無くて借りても返せない人なんだから、ってね」

 

 

ラスコー

「そうだ。彼女を最近見ないな。

 

 まあ、どうせ高利を貪っていやがるんだ。

 

 あの老婆の人生がどうなろうと俺の知ったこっちゃない。」

 

イワン君

「でもね。僕は、彼女にも彼女がああいう仕事をしないと

 いけない彼女なりの理由があると思うんだ。

 

 彼女だって、不安を抱えて生きているんだよ。

 それを高値でお金を貸し付けることで「安心」を

 担保していると思うんだ。

 「安心」は幸せにとって必要条件だからね。」

 

ラスコー

「つまり、イワン。お前は彼女も本質的には幸せになりたいと

 言いたいんだな。」

 

そこへ、イワン君が飼っている猟犬、マルシコワが二人の元へ駆けてきた。

 

「うん、彼女も幸せになりたいと当然望んでいるんだと思うよ。

 うわ、マルシコワ。やめろよ!くすぐったいじゃないか~。

 ハハハ!

 ほら、見てくれよマルシコワだってしっぽを振って飼い主と

 ジャレ合うことに幸せを感じているんだ。」

 

ラスコーはそこでイワン君と別れ道を歩きながらイワン君と繰り広げた

会話を反芻していた。

 

誰もが心では幸せを願っている、、、か。

 

バリヤーノもそうだったのか、、、見えている現象というのは

何かの原因があってそうなった、、、彼女がああなる原因が。

 

フン、俺の知ったこっちゃない。暴利を貪るヤカラは不必要な存在だ。

 

と、そこへラスコーに嫉妬心を燃やしている男、マルツィンが登場した。

 

マルツィン

「よう、ラスコーよ。君は頭もいいし、顔面偏差値も高いからよく女にモテる。

 

 自分でもそれをよくわかっているから、あまりレベルの低いやつとは関わりたくない、

 

と思っているかもしれないが完璧な人間なんてハナから存在しないんだ

 

大概にしておかないとお前自身がおかしくなるよ。」

 

ラスコー

「何が言いたいんだ、マルツィン。俺に議論で勝負を吹っかけてるのか。

 

 人は思考する生き物だ。生き物の中で唯一といっていい程な。

 

 思考すれば思考するほど崇高な理念が生まれる。俺はそれを練り上げて

 

 完璧な思考体系と理念を確立させて地球に示してやるんだよ。

 

 それで、地球からゴミが消え去り平和が訪れれば万々歳じゃないか。」

 

 

マルツィン

「まぁな。。お前は頭が良いからいいが、、ただ、お前の理念とやらは

 

 感情を持つ人間からしたら遂行できない時が必ず来ると思うよ。

 

 君みたいに賢くてメンタルの強い人間ばかりじゃないんだ。」

 

 

ラスコーは、イワン君とマルツィンの会話を反芻しながら自分が突き進んできた道、

思考というのは正しかったのかを初めて自問自答し始めた。

 

現象を取り除いたところで氷山の一角を削り取っただけに過ぎない、、のかもしれない。

 

むしろ見えていない海に沈んだ氷山の根本のエリアを考えないといけないのか。

 

俺がヤツを、彼女を殺したのはもしかしたら、、、。

 

彼は現象の見えている部分を全て除去しているに過ぎなかったのかもしれない。

 

彼は自分の心が動揺し始めたのを感じた。

 

いや、それでも俺は正しいはずだ。間違っちゃいない。

 

もはや、彼は自分に言い聞かせることでしか自分を安心させることはできなかった。

 

そんな彼も、思考体系を繰り広げながら「幸せになりたい」と切に願っているのであった。

 

しかし、今の彼が幸せかどうかに対する答えを彼自身も知らないのであった。

 

おしまい

 

〇妄想まとめ

とまあ、妄想だけでここまで書き上げてみましたが、いつか自分で答え合わせをしてみたいと思う。

 

書きながら考えたんだが、無駄な人間を排除する、人間に高等、下等と序列をつけて

下等な種族を排除するといった思想は先のナチスの思想そのものだと。

 

人生は「無駄」にこそ価値があると思うし、無駄を楽しむことが醍醐味だと。

 

効率よく何かを排除したところで効率の良いものが残ったその中でも「効率の悪いもの」が抹殺されるという負の無限ループに陥る可能性がありそうだなと感じる。

 

僕の妄想の中でのラスコーは実に孤独で孤立した存在だ。

 

彼は誰かを愛することも愛されることも自身に許さなかった。

 

「弱さを認める」ことが時には重要だったりする。

 

答えの出ないテーマを考えて、思考のブラッシュアップを。

 

ごーせん

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